こんにちは!パイオテックです。
ブログを始めた時に、「メタルプリントとは?」という内容の記事を書きました。
ただ「メタルカラー」「オプション」等は別記事になっており、見にくいな…と思いましたので、改めてここで「メタルプリントとは何か?」が分かるように1ページにまとめました!
この記事でメタルプリントについて、知っていただけると幸いです☺
目次
メタルプリントとは?
メタルプリントとは、特殊素材のメタル(アルミプレート)である「ChromaLuxe(クロマラックス)」に、昇華転写という手法で写真やイラストをプリントできる商品です。[下記図参照]
※詳しい製作工程は後程ご説明します。
プリント手法である昇華転写は、専用のプリンターで出力した転写紙を熱によって気化させ、素材にインクを浸透させる手法です。
昇華転写のインクは、“ポリエステル”に染まるという特徴を持っています。
メタル(アルミプレート)表面にはポリエステルコーティングがされており、そのコーティングに昇華インクが染まっています。
上記の画像のように表面にインクが “乗っている” のではなく、コーティングに “染まっている” 状態です。
コーティング層が一番表面にありますので、表面をこすってもインクが付着することはありません。
メタルプリントの概要について動画でご覧になりたい方はこちら!
▼【2分で分かる】メタルプリントって何?
続いて、具体的にどのような製作工程になるのかを簡潔にご説明します。
メタルプリントのつくり方
1.昇華用プリンターで転写紙を出力する。
これは大きい画像なので転写紙に1つの画像しかありませんが、小さい画像の時は転写紙に面付けして出力します。
出力した転写紙の色味は非常に薄くなります。
2.出力した転写紙とメタルを重ね、耐熱テープで止める。
重ねる前には転写紙とメタルに空気を吹きかけ、表面のホコリ等を飛ばします。
また、メタルと転写紙がきちんと平行になるように丁寧に貼り合わせます。
3.プレス機にメタルを置いて、プレスする。
プレス機で熱をかけ、昇華インクをメタルに浸透させます。
4.メタルから転写紙と耐熱テープを剥がす。
プレス後はかなり熱いのでミトン必須です。
完成!!
※バックフレーム25mm厚を取り付け、壁に飾っています。
出力した転写紙は薄い色味ですが、プリント後はこのようにハッキリした色味になります。
モニターの色味と、プリント後の色味が一致するようなプロファイルになっております。
と、このような工程で製作されています。
動画でご覧になりたい方はこちら!
▼【新感覚の写真】メタルプリント 製作工程大公開!
▼たった2分で分かる!メタルプリントの製作工程!
↑ 2つ目は、1つ目の動画をかなり短く再編集したものです。お時間が無い方はこちらがおススメです。
昇華プリントの仕組みがお分かりいただけかと思いますので、メタルプリントの特長等についてお話していきます。
メタルプリントの特長
①8K映像のような高画質フォトパネル
アルミへのプリントなのに、まるで8K映像のような高画質。
14層のコーティング層で、類のない深みのある「光沢感」と奥行きや色味を与えます。
②フレーム無しの圧倒的な迫力
メタルプリントにフレームや額縁は不要。
普通の写真のような「ヨレ」や「反り」が出ないので、画像サイズの大きさのまま楽しむことが可能です。
③65年間、色あせない耐久性
屋内使用で半永久的に色褪せがなく、高い耐久性を誇ります。 そのため一生フォト®とも呼ばれています。
※インクジェットプリントの耐久性は数年と言われています。
④驚きの軽さ!壁掛けもカンタン
約A4サイズでもスマホと同じくらいの重さなので、その軽さは驚きです。
100均で売っているような金具でカンタンに壁に飾ることができます。
⑤水拭きOKでノーストレス
メタルプリントは金属なので水拭きが可能です。
普通の写真なら手の指紋が付かないように意外と神経を使いますが、メタルプリントにはそんな地味なストレスもありません。
と、このような特長があります。
メタルプリントをご覧になられた方の感想を見ていると、「綺麗」「光沢感が良い」という反応が多いように思います。
また、ギフトとしてもらった方からすると、”メタルに写真がプリントされている”こと自体が珍しいので、面白い商品だと感じていただけるようです。
家族や友人が私の家で初めてメタルプリントを見た時も興味津々だったので、目を引く面白さはあると思います。
メタルプリントの耐久性やお手入れ方法について動画でご覧になりたい方はこちら!
▼メタルプリントの耐久性検証シリーズ ※再生リストです
▼メタルプリントのお手入れ方法
続いて、メタルプリントのカラーやオプション等についてお話します。
パネルカラーの違いについて
メタルプリントには3つのカラー『ホワイトグロス』『ホワイトマット』『クリアグロス』があります。
このベースとなるパネルカラーによって、同じ写真でも仕上がりが異なります。
写真によっておすすめのパネルカラーがありますので、参考にしていただければと思います。
ホワイトグロス
コーティングが白ベースなので、フルカラーを再現したような仕上がりになります。
グロスなので、光沢感があります。定番で一番人気のカラーです。
風景、ポートレート、ペット、車など、何でもマッチする万能カラーです。
迷った方にはまずホワイトグロスをおすすめします。
写真例
ホワイトマット
コーティングが白ベースなので、フルカラーを再現したような仕上がりです。
マットなので、光沢感はなく、ふんわりとした優しい雰囲気に仕上がります。
優しい色味の写真やマタニティフォト、家族写真等におすすめです。
写真例
クリアグロス
コーティングが透明なので、下地のアルミが透けてプリントされます。
下地のアルミの影響を受けるので、メタリックな仕上がりになります。
車・バイク等の乗り物や工場夜景や星空等、メタリック感や輝きを強調したい写真にピッタリです。
アルミの上に色が乗るので、一般的な人物写真にはあまりおすすめしません。(肌色がシルバーっぽくなります…)
写真例
比較
ホワイトグロスとホワイトマットの差は「光沢があるかないか」なのですが、ホワイトグロスとクリアグロスでどれだけ違いが出るかを比較してみました。
左がホワイトグロス(白ベース・光沢有)、右がクリアグロス(シルバーベース・光沢有)です。
差が分かりやすいように、暗所でフラッシュ撮影をしてみました。
右のクリアグロスは、全体がシルバーっぽくなっているのがお分かりいただけますでしょうか?
クリアグロスはメタルプリントならではのメタルっぽさがあってかっこいいので、ハマる人続出です!
動画もご用意したので、ぜひ合わせてご覧ください。
▼メタルプリントのパネルカラー
メタルカラーの違いについて、お分かりいただけましたでしょうか?
続いては、メタルプリントを飾るためのオプションについてご紹介します。
オプション
取り付けるオプションによって、置いて飾ったり、壁にかけて飾ることができます。
サイズ、カラー展開、種類等の詳細は省略しておりますので、商品・価格のページをご確認ください。
フレーム
バックフレーム
対応パネルサイズ:11×14インチ(279.4×355.6mm)以上
バックフレームは、画像左のようにパネルの裏側に取り付けるパーツです。
画像右のように、紐・フック・釘などを金具に引っ掛けて壁に飾ります。
壁から浮いたようにおしゃれに飾ることができます。
[参照] メタルプリント 飾ってみました
使用例
サイドフレーム
対応パネルサイズ:8×10インチ(203.2×254.0mm)以上 ※200x290mm/10×20インチ除く
サイドフレームは、フレーム自体が分厚く単体で立たせて飾ったり、画像右のように紐・フック・釘などを金具に引っ掛けて壁に飾ったりできます。
背面スペーサー・アルミ製イーゼル
背面スペーサー シルバー
対応パネルサイズ:8×10インチ(203.2×254.0mm)、200x290mm
壁面にフックで引っ掛けられる小型パネル用のスペーサーです。
画像右のように、紐・フック・釘などを金具に引っ掛けて壁に飾ります。
使用例
背面スペーサー ブラック
対応パネルサイズ:5×7インチ(127.0×177.8mm)~8×10インチ(203.2×254.0mm)
壁面にフックで引っ掛けられる小型パネル用のスペーサーです。
両面テープで接着するタイプなので、大きいパネルは落下のリスクがあります。
横長の穴には溝があり、溝に皿ネジを引っ掛けることで飾ることができます。
使用例
アルミ製イーゼル
対応パネルサイズ:11×14インチ(279.4×355.6mm)以内
パネル用のイーゼルです。両面テープでパネルに貼り付けています。
角度の調整も可能です。
使用例
マウントハンガー
対応パネルサイズ:11×14インチ(279.4×355.6mm)以内
裏面の窪みにフック・釘などをかけて壁に飾ることができます。
使用例
壁掛け用両面テープ
対応パネルサイズ:11×14インチ(279.4×355.6mm)以内
両面テープは貼ってはがせるタイプで、壁への貼り直しが可能です。
頑丈で取り扱いも簡単の上、壁が傷つきにくいので、気軽に写真を飾ることができます。
※メタルプリントへの接着面は剥がせません。
使用例
両面テープの耐久性を検証した記事もありますので、ぜひご覧ください!
デスクトップ・スタンド
ウッドスタンド 中・小
溝にパネルを差し込んで飾ることができます。
中は、対応パネルサイズ:11.81×15.75インチ(300×400mm)以内です。
小は、対応パネルサイズ:11×14インチ(279.4×355.6mm)以内です。
使用例
以上がオプションとなります。
ちなみに売れ筋はバックフレームと、アルミ製イーゼルです。
せっかくのフレームレスなので、サイドフレームよりバックフレームで飾る方が多いのだと思います。
置くタイプのオプションは元々イーゼルしかなかったので、これからウッドスタンドは売れ筋になっていくのではないかと思っています。
用途やお部屋に合わせてオプションをお選びいただければと思います。
プリントする写真について
カメラで撮影した写真じゃないとプリントできないのか?というご質問を頂くことがありますが、スマホの写真でもプリントできます!
ただ、大きなパネルサイズのものにプリントしようとすると、元の写真を引き伸ばすことになるので、粗い仕上がりになってしまいます。
ちなみにiPhoneの外カメラで撮影した写真だと、4×6インチ~8×10インチは解像度(300dpi以上)を十分に満たしています。
11×14インチや11.81×15.75インチも、推奨の解像度(300dpi以上)には満たないものの、200dpi以上あるのでプリントには問題ない範囲です。
※ただしiPhone6s以降に限ります。
※内カメラやアプリで撮影した場合は、画質が劣ります。
それ以上大きなサイズになると、かなり解像度が低くなりますが、被写体によっては問題ない場合もあります。
入稿データの作成方法の詳細は、動画やブログでご案内しておりますので、ぜひご覧ください。
また、ご注文の際はデータに問題がないかを担当者が事前にチェックいたしますので、ご安心ください。
まとめ
メタルプリントについて、お分かりいただけましたでしょうか?
そもそも写真をプリントするなら、メタルプリントではなく普通の写真紙や、額装した写真でいいのではと思う方もいらっしゃると思いますが…
・室内なら65年色褪せない
・額装いらずでオシャレに飾れる
・耐水性・耐薬品性があるからこそのお手入れのしやすさ
は、写真紙や額装写真にはない大きなメリットではないでしょうか。
写真と捉えると確かに高い商品かもしれませんが、それだけのメリットがありますし、例えば「インテリア」や「プレゼント」としてなら高くないと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私は友人へのプレゼント予算は¥5,000以内なのですが、4×6インチが買えます!
子供がいる友人や、写真好きな友人にあげたくなります。
インテリアなら、ミニマル写真や風景写真をプリントしたいなと思います。
「写真をプレゼントしたい。」 「写真をインテリアとして楽しみたい。」
「写真を綺麗に永く飾りたい。」 「写真をオシャレに飾りたい。」
そんな方には、メタルプリントはとってもおすすめですよ!
とはいえ、そもそもの知名度がまだ低いので、もっとメタルプリントが皆様の身近なものになるよう頑張ります!
もしメタルプリントについて気になる点やご不明点がございましたら、よくある質問や注文の流れをご覧ください。それでも解決しない場合は、お気軽にお問い合わせください。
SNS(特にTwitter)では、お得なキャンペーンの発信も行っておりますので、ぜひチェックしてください!
最後までご覧いただきありがとうございました!