メタルプリントを外に飾ってみた

2021.01.19

メタルプリントを外に飾ってみた

こんにちは!
パイオテックのアリハラです。


少し前に公開したこちらの動画!


お客様より「メタルプリントは外に飾れますか?」とよくご連絡をいただいていました。
「メタルプリントは室内仕様なので、屋外に置かない方が長持ちします。室内であれば65年色あせず、写真紙の3倍以上に耐久性があります。」と今まで回答していましたが、実際外に飾ってみたらどうなるのか実験してみました。

実験開始!

実験に使用したのは、こちらのパネル。

もし色落ちしたらすぐ分かりそうな、ハッキリした色味のヒマワリにしました。
このパネルを、紫外線・雨・風など、天気の影響を確実に受ける場所に設置して実験します。

落ちないようにぐるぐるに巻きつけます。
開始日は7/1です。あえて紫外線がきつい時期にやってみました。

ちなみにヒマワリのパネルは同じものを2枚用意しており、1枚は屋外に設置し、もう1枚は室内で保管しました。

室内保管のパネルは色味や形が変わることはありませんので、室内保管のパネルと比較して屋外設置のパネルの色味や形がどう変化するかを見ていきたいと思います!

天気とパネル写真一覧

実験した日の天気と、屋外に設置したパネルの写真一覧です。
※あまり変化がないので写真は小さめにしました。

最初予定していた1ヶ月は経過したのですが、雨や曇の日が多いので延長することになりました。

8月に入ってからは晴れの日が多いですね。
それではパネルの様子を見てみましょう!

結果確認 期間:7/1~8/18

左が室内保管、右が屋外に設置していたパネルです。
長時間雨や風にさらされていましたが、パネル自体の変形はしていませんでした。
(動画をご覧いただくと、分かりやすいと思います。)

色味は単体で見るとあまり変色している感じはなかったのですが、比較すると若干屋外のパネルは色が飛んでいるように見えます。


夏場の約1ヶ月半、屋外に飾ると変形はしないが少しは色が飛ぶ、という結果になりますね。

更に実験!

少し色が飛んだだけであまり変化がなかったので、もう1ヶ月程屋外に置いておくとどうなるか、更に実験してみました!

設置場所や設置方法は最初と同じです。

天気とパネル写真一覧

8月末~9月は晴れの日がほとんどですね。
それではパネルの様子を見てみましょう!

結果確認 期間:8/20~9/30

動画では9/23に新たに作成したパネル、約3ヶ月間室内保管していたパネル、約3ヶ月間屋外に設置していたパネルの3枚を比較しています。
ただ9/23に新たに作成したパネルと約3ヶ月間室内保管していたパネルは色味も形も変化がありませんでしたので、ブログでは約3ヶ月間室内保管していたパネルと約3ヶ月間屋外に設置していたパネルのみ比較したいと思います。

左が室内保管、右が屋外に設置していたパネルです。


約3ヶ月間屋外に設置していたパネルは、約1ヶ月半経過後と比べても色は薄くなっていなさそうですね。
約1ヶ月半経過後は、若干色が飛んでいるようでしたが、その後の約1ヶ月半はほとんど変わりありません。
更に期間を延ばしても期待できそうに思います。


ちなみに2枚とも1ヶ月経過の時と色味が違って見えますが、照明や天候(撮影時の外からの光)の関係です。 
左の室内保管パネルの色味に変化はありません。

まとめ

結論としては、
・夏の約1ヶ月半屋外に飾ると少し色が飛ぶ。
・ただし屋外に約3ヶ月飾った場合も、屋外に約1か月半飾った時とあまり色味は変わらない。
ということになりますね。


やはり屋内使用なので少し色は飛んでしまいましたが、紙の写真と比べると劣化しにくく、耐久性に強い商品と言えると思います!


最後まで読んで頂き、ありがとうございました!